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サミュエル・ベケット『わたしじゃない』
Samuel Beckett "Not I" 
 
Not I
 

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暗闇の中に浮かび上がる「口」が「彼女」と呼ばれる何者かの物語を語り続ける、ベケット後期戯曲の問題作『わたしじゃない』。演出・翻訳の木村悠介が独自に発見した技術「Boxless Camera Obsucura」を使い“物語を引き受ける〈私〉などこの世に存在するのだろうか?”という普遍的な問いを浮かび上がらせます。さらにその視線の先には劇作家ベケットとは異なる言葉の感覚を宿す《散文のベケット》を見据えます。初演に引き続き出演は伊藤彩里、増田美佳、三田村啓示、そして新たに神嶋知がベケットの原文(英語)で出演。4名の異なる存在感を持つキャストと共に深化した『わたしじゃない』を上演します。 

 
TOKYO, at SCOOL (5F 3-33-6 Shimorenjaku, Mitaka-city)
Timetable Tokyo

KYOTO, at Lumen gallery (2F 543 Shimourokogatacho, Shimogyo-ku, Kyoto-city)
Timetable Kyoto

A. 伊藤彩里 B. 神嶋知 C. 増田美佳 D. 三田村啓示
A, C, D = 日本語上演  
A, C and D = Japanese  B = 英語上演 B = English

全回字幕なし No subtitle for all performances
上演台本 貸出可 (日・英・仏 / 要事前申込)
The English/French/Japanese script can be borrowed (Need to apply in advance)

受付開始・開場は開演の20分前 上演時間=約50分

* = 終演後、アーティスト・トーク開催
ゲスト 1. 内野儀(批評家) 2.吉田恭大(歌人) 3.蜂巣もも(グループ・野原 / 青年団演出部)
    4.筒井潤(演出家 / dracom) 5.山口惠子(俳優 / BRDG)

【料金】(前売・当日共) Fee
一般 Normal / 2500yen   学生&U25 Students & U25 / 2000yen
※2回目以降のご観劇 Repeater / 1500yen
小学生以下、介助・介護者等の付添人: 無料 

 
「Boxless Camera Obsucura」とは
 Not I
木村が映画前史の映像デバイスをリサーチし、様々な実験をする中で独自に発見し、命名した技術。本来、カメラ・オブスキュラとは「暗い部屋」を意味し、日中の屋外の風景などの対象物を、ピンホールやレンズを通して、密閉され光が遮られた箱状の「暗い部屋」の中に投影するという、空間的な隔たりを必要とする映像デバイスである。それに対して、「Boxless Camera Obsucura(箱なしカメラ・オブスキュラ)」は、対象物とレンズ、投影された映像が全く隔たりのない同一空間に存在することで、映像表現の最もプリミティヴな構造を露わにする。そして被写体と、純粋な光学現象によって投影された美しくも精細な虚像が並置される空間は、映像が持つ本来的な不可思議さを見る者に体験させる。
 
 
木村悠介 Yusuke KIMURA
舞台芸術と映像芸術を京都造形芸術大学で学び、その後、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にてメディア芸術を学び、修士号取得。2012年よりベルリンに渡り、2013年にベルリン芸術大学内に設立されているHochschulübergreifende Zentrum Tanz Berlin (HZT) の修士課程 Solo/Dance/Authorship (MA SODA) へ日本人で初めて入学、2015年に修了し修士号取得。2016年に帰国し、日本での活動を再開。2017年には他3名と共同制作を行うパフォーマンス・グループ「gallop」の活動も再始動した。
近年は特に映像の歴史や構造に取材した作品や、独自の映写技術「Boxless Camera Obscura(箱なしカメラ・オブスキュラ)」を用いた作品を精力的に制作している。また2015年以降、シンガポール出身のアーティストChoy Ka Faiが演劇、ダンス、パフォーマンスなど、舞台を中心にしながらも、インスタレーション作品の制作など領域横断的活動を行う。制作するメディア・ダンス作品にダンサー、インタラクティヴ・プログラム・デザイナーとして参加している。
 
伊藤彩里 Ayari ITO
京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科 第5期生。 卒業制作の gallop『馬の最も速い走り方』を本公演 演出の木村を含む他3名と共同演出・出演し、学長賞を受賞。卒業後も俳優やパフォーマーとして活動を続け、現代美術家・演出家の高嶺格が手がけるパフォーマンスや映像作品に参加し、『Melody♡Cup』ではタイ人パフォーマー達との共同作業を経て、バンコク公演にも出演。また、マレビトの会(主宰:松田正隆)やport.B(主宰:高山明)などの舞台作品にも関わる。2017年、gallopを再結成。パフォーマンス作品の上演を行なっている。また、自身も主催をつとめる劇団カイテイ舎では、年に一度古典作品の上演をしている。

神嶋知 Tomo Kohjima
旅する女優。国際的に映画・舞台に出演する傍ら、通訳・翻訳・リサーチアシスタントなど色々な形で舞台芸術プロジェクトに関わる。2014年ベルリンへ移住後、LA、東京との多拠点生活を送りつつ、世界中を漂泊。過去にチョイ・カファイ、悪魔のしるし、ナタリー・マクマホン等の作品に出演。慶應義塾大学にて美学・美術史学、英国ローズ・ブルフォード大学にてヨーロッパ舞台芸術を履修。

増田美佳 Mika MASUDA
1983年 京都生まれ。ダンサー / ゴーストライター。これまで演劇、ダンス問わずさまざまな舞台作品に出演。近年は架空の詩人・文筆家 嵯峨実果子のゴーストライターとしても活動し、『パラピリオの森』『Kawalala- rhapsody』では作品の主軸となるテキストを執筆する。2018年度京都芸術センターCo-program カテゴリーC:共同実験に採択され 『mimacul(ミマカル)』文体と歩く半年間のワークショップを開催。成果物として冊子を出版。以後『mimacul』はジャンル横断的に活動するユニットとしてこれを主催する。『ミことば』で平成27年度第33回世田谷文学賞 詩部門受賞。301句会所属。ウェブマガジンCLASSROOM Magにてコラム「惑生探訪記」を連載中。http://classroom-mag.com 京都市立芸術大学 非常勤講師。

三田村啓示 Keiji MITAMURA
主に大阪を中心に活動。2005年より空の驛舎に所属する傍ら、ジャンルを問わず外部出演も多数。近年では俳優以外の活動も並行して行い、明倫art(京都芸術センター発行)の演劇レビューを3年間担当。また観客と創作者の交流の場として、小劇場観劇講座の運営に携わるなど、その活動は多岐に渡る。2018年より、大阪アーツカウンシル・アーツマネージャー。第18回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞。
 
 
作:サミュエル・ベケット 翻訳・演出:木村悠介
出演:伊藤彩里 神嶋知 増田美佳 三田村啓示
舞台監督:脇田友(スピカ) 制作補佐:桐澤千晶
上演許可取得代理:フランス著作権事務所
助成:全国税理士共栄会文化財団
主催:木村悠介
 
 

WORKS

I saw a shadow in the dark (2014)
body-Sampling-body (2011)
double fact (2010)